Aribnb JAPAN Community Meetup

2019/06/16

先日、渋谷のTRUNK HOTELAirbnbのコミュニティミートアップが開催された。民泊新法が2018年6月に施行されてから約1年、私も茨城県鹿嶋市という民泊の文化のない地域で、試行錯誤しながらやってきたので、民泊ホストの先輩たちとの交流にも期待して参加させていただいた。

参加者は180人!Airbnb創始者の一人、ネイサン・ブレチャージクさん(ネイトさん)も来日。鹿嶋から遠くない成田で、民泊をやっている幸恵さんとの素敵な出会いもあって、自分の足で動いてこそ得られるものがたくさんあると実感したイベントだった。

 

民泊サービスは「調和」が重要

Airbnb Japanの田邉泰之社長のお話しは、今まで試行錯誤やってきたことを再確認させるものだった。エアビーは周辺地域に影響を及ぼすサービス。キーワードは「調和」。ホストが地域の方々を巻き込んで、一体となってサービスを提供するという話。本当にその通りだなと思う。

鹿嶋は田舎の小さな町ながら、宿を営業するには地域との調和が重要で、たとえばパン屋さん、飲食店、飲み屋さん、コインランドリー、それから鹿島神宮やレンタカー屋さんなど、多くの方たちと、「調和」を取っていかなければいけないと日々感じている。

司会進行を務めたのは麻里奈さん。以前、テレビ番組「王様のブランチ」などで、海外セレブにも数多くインタビューをしてきた方。テキパキとした進行はもちろんのこと、大勢のゲストをまとめるのもとても上手だった。麻里奈さんも下北沢で「体験ホスト」をやっているそう。

 

エアビーは世界の旅行スタイルを変えた

ネイトさんたちがサンフランシスコでエアビーを創設してから11年、ホストは世界中に5億人に増えた。日本の古い旅館業法ではこのインバウンド時代に対応しきれず、2018年にようやく新しい法律ができた。世界中の国や地域で、法律が変わっていく中で、日本の民泊への対応は遅すぎたと思う。私がAirbnbに登録したのも法律施行前で、2018年6月15日を境にして、届出番号を取得していないリスティングはAirbnbから姿を消した。7〜8割のリスティングが削除され、Airbnbには廃業に追い込まれたホストから多くの批判も集まったが、結果的に届出番号を取得したホワイトなリスティングのみに淘汰されたことになる。

エアビーは、世界の旅行スタイルを変えた。私もカナリア諸島のテネリフェ島では、町が一望できる部屋を借りて過ごし、ホストの方に親切にしていただいた。ホテルでは体験できない魅力が民泊にはあると、旅行者としても実感している。

テネリフェではAirbnbで部屋を借りた。海まで徒歩圏内で、町が一望できる窓から日が暮れていくのをよく眺めていた。スペインの一般住宅に暮らす貴重な体験ができた。

エアビーでは宿泊場所を提供する「おうちホスト」の他に、体験を提供する「体験ホスト」も取り扱っている。このイベントでは、「おうちホスト」と「体験ホスト」、両方のホストの方たちが集まって交流を深めた。たとえば、下北沢ガイド。鹿嶋なら、サーフィンに連れていってくれる体験ホスト、釣りを指導してくれるホストも今後出てくるといいなと思う。おうちホストの少ないこの鹿嶋では、体験ホストという概念が広まるにはまだまだ時間がかかると思うが、体験ホストの方々と連携してサービスを提供できれば、よりよい旅の提案ができそうだ。

Airbnb創始者の一人、ネイサン・ブレチャージクさん(ネイトさん)を囲んで記念写真。カメラがまったく見えなかった!

 

鹿嶋市の民泊事情

MARBLE B&Bは茨城県の民泊届出第一号で、鹿嶋市内では現在5件の届出がある。これが東京都内となると、届出数はケタが違うし、自治体ごとの厳しい条例も加わって、首都圏での民泊運営はなかなか厳しいという声を多く聞く。たとえば、目黒区では、平日の民泊営業ができない。世田谷区では、区議会に申し立てをして、この条例を覆したという実績があったりする。都内で真剣に民泊を営んでいるホストさんは、みんな戦っている。その点、茨城はゆるい。独自の条例どころか、お役所が民泊新法の資料さえ読んでいなかったりするので、MARBLE B&Bの届出は別の意味で困難を極めた。届出第一号なので前例がないのだ。あの頃の苦労も今となっては、いい思い出だ。

鹿嶋市は空き物件がたくさんあって、民泊をやりたいという声も多くあるにも関わらず、その届出は煩雑で、インターネットが使えないと先に進めなかったりするので、物件オーナーの高齢者には手が出せないという印象がある。

ホテル不足のこの地域で、質の高いサービスを提供する宿泊施設が増えるように、私もMARBLE B&Bのオーナーとして、できることを続けていこうと思っている。

 

ホストは日々学ばないといけない

80歳のハルコさんは本当に元気いっぱいで、ホスト同士のコミュニティの場を積極的に設けている。ホスト同士が集まることで、ノウハウを共有し、よりよい民泊運営ができる。ハルコさんは「ホストはもっともっと勉強しないといけない」と力説されていた。例えば、宿泊したお客さまが「皇居に行きたい」と言ったときに、「行ったことがない、知らない、わからない、教えられない」ではいけないと。ホストは常に、お客さまの質問にお答えできるように、勉強しないといけないと言って、東京都内を自分の足で歩き、勉強している。本当に頭が下がる。

私も時々、お客さまから鹿島神宮の歴史について聞かれるが、まったく答えることができていない。鹿嶋は潮干狩りが有名だが、自分自信まったく興味がないから、どこでできるのかもわからない。釣りについてもよく質問される。これも私が食べる専門なので情報提供ができない。ハルコさんのように学ばないといけない。ホストは部屋を貸すだけでなく、より質の高いサービスを提供するために、コンシェルジュでなければならない。

このミートアップで出会った成田のスーパーホストの幸恵さんと、今度茨城&千葉=ちばらきミートアップを開催する約束をした。外国人を多く受け入れているホストさんから、またいろいろ学びがありそうだ。

イベントの最後は立食パーティ。意見交換を中断してスイーツを食べた!

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