椅子のはなし

2016年の引っ越し当初、B&Bのカウンター席に椅子を3脚、共有スペースのPCデスク用に1脚、各客室に1脚ずつ、合計8脚の椅子を購入予定だった。ところが、建物やあれこれに予算を使い切ってしまって、憧れていたデンマーク製の椅子は購入を見送ることにした。

手の届かなかったデンマーク製の椅子を、一度神奈川の伊勢原にある北欧家具のお店「talo SCANDINAVIA FURNITURE」に見に行ったことがある。北欧らしいシンプルでしっかりとした作りの、飾りのない線の美しい椅子だった。デッドストックなので使い古された傷があったり、木の色も椅子それぞれ若干の違いがある。座面の張り地を変えて家に置きたいと考えていた。だが、先立つものがない。それで、IKEAで安い椅子を買い、座面を自分で貼り替えることにした。予算がないのだから仕方がない。

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椅子の張り地を探す

椅子の張り地は、どんな生地でもいいというわけではない。いろいろなお客さまが使うのだから、摩擦に強い、しっかりとした強度がなくてはならない。シンプルな赤い張り地、いつだったかイームズチェアにそんな赤くてかわいらしいクッションが置かれているのを見たことがある。ワイヤーフレームの美しい白いベルトイアチェアだった気もする。とにかく、赤い座面が印象に残っていた。あの生地はどこで手に入るのだろう。

調べていくと、椅子の張り地ドットコムという見事に名称そのままのサイトに辿り着いた。ここでようやく探していた張り地を見つけた。それが「リバコ」という張り地だった。これを自分で張ればだいぶコストカットになる。早速、赤と青の生地を購入した。

椅子に張り地を固定する

IKEAの椅子にどうやって生地を張るのか調べていく。その結果、椅子をひっくり返して、生地をガンタッカーというホチキスのようなもので止める方法をいいようだ。やったことはないが、まずはガンタッカーを買ってみる。

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張り地が届く

張り地は、赤に加えて鮮やかな青も少しだけ購入した。摩擦に強い椅子の張り地を選んだので、厚みがあってとてもしっかりしている。折り目が付かないようにくるくると丸まって届いた。

椅子に生地を張る

幅122cm、1脚につき50cmを使用する。
慎重に切っていく。

端っこを処理してから、座面のサイズに合わせて2つの角を縫っていく。

若干ズレてしまったが、気にしない。
椅子の裏側なんて誰もひっくり返して見たりしないのだ。

右側がIKEAで販売されていた状態、左が仕上がった椅子。上出来!

完成した椅子を配置する

22番の部屋には、白い折り畳みテーブルが設置されている。この部屋は天井が高くて日当たりもよく、明るいイメージ。椅子の色は、ロフトに上がるハシゴと同じ明るいバーチ材にした。カーテンの赤ととてもよくマッチした。

B&B 1階の共有スペースにあるPCルームは、壁が薄いブルーグレーなので、この椅子だけ張り地を青にして落ちついた空間にした。

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