2023/12/20追記
今年の夏はあまりにも暑かったので、さつまいもが甘くなるまでの熟成期間がいつもより長い時間かかっているそう。温度が下がらないと、甘くおいしくならないとか。2024年1〜2月がベストみたいです。
茨城県鹿嶋市に移住して8年目に突入。大きく変わったのは食生活で、東京と比べると新鮮な野菜や魚介類が安く手に入る。東京で暮らしていた頃、魚は鮮度のわりにそれほどおいしいとは思わなかったので、ほとんど買わなかった。魚をサクで買って食べたいだけ食べるというのも、茨城に来るまではとても贅沢なことだと思っていた。
野菜もとてもおいしいと感じる。東京ではあまり気にしたことのなかった旬のものを、茨城ではとても意識するようになった。特にメロンの季節、さつまいもの季節は、どこでも盛大に販売スペースを広げて、東京では考えられないほど安く販売する。メロンは大体500円前後から。売り場横にメロン専用の配送センターが設置される。メロン農家さんを直接訪ねて買えば、キズモノのメロンをくれたりする。茨城に来てから「メロンは高級品」というこれまでの概念が崩れた。
さつまいもは紅あづま、紅はるか、シルクスイート、珍しいみつむらさきなど、売り場では品種別の箱が積み上がっている。それを、地元の人たちは大胆に箱買いする。
移住してから体も変化したのがわかる。東京ではいつも冷え性で悩んでいた。布団に入っても足が冷たくて眠れない。靴下を履いて、毛布と布団をかけてもまだ寒い。今は靴下なしでも眠れるし、足が冷たいということもなくなった。これは食が大きく影響している気がする。
閑話休題。今日はおいもの話だった。毎年夏が過ぎて冬が始まる頃に、親しくしている町のおじいちゃんが焼き芋を持ってきてくれる。地元でさつまいもの栽培から収穫、加工、販売までやっている鉾田のいいじまさんの焼き芋だ。また別のおじいちゃんは、鹿嶋にあるひしやさんという酒屋さんが販売している焼き芋を持ってきてくれたりする。最初は、酒屋で焼き芋?と不思議に思ったが、最近は鹿島神宮前にも焼き芋専門店を出しているほどで、パッケージデザインにも力を入れていて、贈答にも喜ばれている。兎にも角にも、茨城に移住してからよくさつまいもを食べている。
某日、鉾田のいいじまさんに行ってみた。
この黄色い建物の中で、焼き芋、干しいもが売っているとは思うまい。知らない人は辿り付けない、知ってる人はどんどんこの建物に吸い込まれていく。
午後だともう遅い。この日は焼き芋1.5kgの箱入りがラスト1箱だった。奥の部屋から商品が運ばれてきては、その場でバンバン売れていく。タイミングが良ければ箱がたくさん詰まれていて、シルクスイート、紅はるか、みつむらさきなど、種類も選べる。1kg入りは1000円(安い)、1.5kgは1500円(安い)。
包装された贈答用の干しいも。その片隅に、ご自宅用の干しいもも並んでいる。レジ横には配送伝票を書く机も用意されている。
自分でちょっと食べるには、この袋に入った焼き芋。大きいのが2〜3個入った焼き芋は500円、小さい焼き芋がゴロゴロ入ったB品は400g入りで350円。
B品350円でこのボリューム!皮から蜜が溢れ出している。焼いただけのさつまいもがどうしてこんなに甘いのかと思う。これを食べてしまうと、砂糖を使ったスイートポテトがたべられなくなる。多めに買って食べきれないときは、冷凍しておく。バニラアイスと一緒に食べてもおいしい。
いいじまさんのさつまいもはなぜこんなに甘くておいしいのかというと、火山灰からできた土と栽培方法にあるようだ。
鹿嶋のおとなり鉾田市は、日本で一番野菜を作っている町なので、他にもたくさんおいしい野菜があるけれど、いいじまさんの焼き芋はぜひ一度食べてみてほしい。全国の干しいもの9割は茨城県で作られているというだけあって、干しいももぜひ。
干しいも いいじま
MARBLE B&Bより車で25分。
住所 | 茨城県鉾田市上幡木1521 |
TEL | 0291-39-3253 |
営業日 | 8:30〜17:00 / 水曜定休 |
お支払い | 現金、PayPay |
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