コロナまっただ中の2021年2月、MARBLE B&Bのご近所にオープンした「The Espresso D Works(エスプレッソディーワークス)」。緊急事態宣言の発出、延長という不安な日々が続く中で、鹿嶋に連日大行列ができていた。お目当ては「One Hundred(ワンハンドレッド)」という、いわゆる高級食パンだ。お店の外にも「世界初の食パン」という大きな看板が目を引く。
世界初の食パン「One Hundred」とは
寒空の下、噂の食パン「One Hundred」を求める人々の長い列。なにが「世界初」なのかというと、小麦粉100%に対して水分量が100。つまり、通常の食パンは加水率70〜80%に対して、このOne Hundredは加水率100%で、究極にふんわりやわらかい。そのふわふわの食パンを食べてみたい!というわけだ。
現在は事前予約できるようになり、タイミングがよければ食事のついでに店頭に並んでいるパンを買うこともできる。
居酒屋からおしゃれカフェへと大変身
それにしても、渋谷、池袋で人気のおしゃれカフェがなぜ鹿嶋にやってきたのだろう。オーナーさんは、鹿島神宮の御手洗池前にある「湧水茶屋 一休(ひとやすみ)」の息子さん。フランチャイズ契約で鹿嶋にこのおしゃれなカフェを作ったようだ。
ちょっと前まで、この建物は和風の居酒屋さんだった。外観はグリーン系のくすみカラーに塗装され、ライトアップされたエントランスがお客さまの出入りを素敵に演出している。白い玉砂利に枕木が映える。この大変身ぶりに私もわくわくしながらオープンを見守っていた。
「The Espresso D Works」の並びにある元デニーズだった建物は、パンケーキ専門店「Merengue(メレンゲ)」に生まれ変わった。こちらは横浜の人気店が鹿嶋進出。この周辺が女子たちで華やいでいる。
カジュアルな大人の雰囲気
天井ぶち抜きの広い空間にデニム地のソファ席、カラフルな椅子が並ぶ。カトラリーケースもデニム地で統一されている。カジュアルっぽさと大人の雰囲気が調和して、どことなく海外のカフェっぽい。これはときめくこと間違いなし。メニューも海外のタブロイド紙のようなデザインだ。
店内のお客さんは、私と一緒にやってきたおじいちゃん以外、全員女子。おじいちゃんが「これはなんだい?」と聞く度に「これはおしゃれだよ」「これもおしゃれだよ」と答えておく。セルフサービスのフルーツ入りデトックスウォーターもある。おじいちゃんには「おしゃれなお水だよ」と説明しておく。
おすすめは11-15時のランチ
ランチの時間帯はかなり混み合って、駐車場が満車になることもある。それでも、ランチにはあの「One Hundred」が付いているし、コーンスープ、ミニサラダ、選べるメイン料理にドリンクも付いて1500円(税別)とかなりお得なので、やっぱりランチに行きたい。
メインメニューは、パスタの他に名物トリュフオムレツ、ハンバーグ、チキングリルなども選べる。ちなみに、パスタはもちもちとした平打ち麺。
パンケーキは4種類
パンケーキはプレーン、ベリーベリー、塩キャラメル、季節限定のいちごのパンケーキの4種類。
ついご近所のパンケーキ専門店「Merengue(メレンゲ)」と比べてしまうのだが、パンケーキの種類やトッピングが多いのは、断然メレンゲ。パンケーキの食べ応えで言ってもメレンゲ。スイーツ感が強いのはD Works。見た目のときめき具合も、D Worksか。あちらはハワイで、こちらはNY。どちらも注文を受けてから焼いてくれるし、どちらもおいしいし、かわいい。
この鹿嶋でこんなかわいいパンケーキのお店が2店舗もできて、悩ましい。そして私は気付いてしまった。The Espresso D Worksのメニューにエスプレッソがない!
この生クリームの下に、いちごのアイスクリームが隠れている。いつも食べ終わったあとでメイプルシロップの存在に気付くのだった。
店内奥にある秘密の本棚へ
The Espresso D Worksを訪れたら、店内奥の本棚をそっと押してみてください。私は人が消えて行くのを見ました。
The Espresso D Works 鹿嶋(ザ・エスプレッソ・ディーワークス)
MARBLE B&Bより車で2分、徒歩7分。
住所 | 〒314-0031 茨城県鹿嶋市宮中223-1 |
TEL | 0299-82-8088 |
営業時間 | モーニング 9:30-11:00 ランチ 11:00-15:00 カフェ&ディナー 15:00-21:00(L.O20:00) |
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