看板設置しました

昨年同様、この夏もMARBLE B&Bは静かだった。休業せず、基本1日1グループに限定して営業している。1人のお客さまでも予約が入れば、他の予約はお断りしている。部屋が空いてるのに!と、とても心苦しく思う。4部屋だけの小さい宿なので、感染リスクを考え、ゆっくり過ごしていただけるように、まだしばらくは基本1日1グループで営業しようと思う。

できることは今のうちにやっておこうと、道路側に白いフェンスを立てた。ブランコに揺られていたり、車があるとかないとか、道路から丸見えだったので、以前からとても気にしていた。このフェンスができたことで、人目を気にすることがなくなり、庭での時間が増えた。

 

このフェンスに、遂に看板を設置した。とても小さいささやかな看板だ。あまり目立ちたくないので看板は付けたくないという思いと、恐る恐る「ここでいいのかしら」とやってくるお客さまには、やっぱり看板は必要だろうという思い、両方あったのだ。結果、この極めてシンプルな看板になった。

フェンスを立てるときに、工務店には「このフェンスにいつか看板を付けたい」と相談していて、専用のビスをもらっていた。いざ、看板ができたので自分で設置する。あまりにコロナが長いので、家主のDIYのスキルがメキメキ上がっている。

一人で作業するときは、クランプが欠かせない。片方、抑えておいてくれるので便利。この夏はDIYばかりやっていたので、こうした便利なDIYツールがだいぶ増えた。

 

工務店からもらった鉄鋼用ビス。木工用とは違って、先端がドリル状になっている。ドリルビットも木工用ではなく、鉄、ステンレス、アルミ用を使う。(木工用のドリルを2本ダメにした)

 

柱に下穴を空けてから、インパクトドライバーでビス留めしていく。木材のビス留めと違って、鉄やアルミはドリルが滑るので、0.5mmとか1mm程度ずれてしまう。それで、看板がななめになってやり直したり、脚立の上で試行錯誤しながらようやく設置完了。

 

看板屋さん、四隅にビス穴を空けて届けてくれたが、穴と柱の位置がずれていた。付属のシールを貼って隠す。遠目に見ればわからない。ちなみに、看板は木材と同じで最大1820mmの板をカットして作ってくれる。これより大きな看板を作る場合は、2枚に分割される。それならば、1820mm以内で作ろうと、このサイズに落ちついた。

 

ようやく看板が付いた。MARBLE B&Bは、見た目は普通の民家なので、良くも悪くもここが宿だとは気付かれない。ご近所さんでさえ宿屋だと知らない人も多かったと思う。

2016年に鹿嶋に移住して6年目になる。宿の営業はなんとなく始めて、なんとなく広まっていった。コロナで静かな夏、ひっそりと看板が付いた。今後も地味に、居心地のいい空間作りを追求していこうと思う。

Please share if you like

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次