人気メニューはしょうが焼き目玉丼
東京の池袋にほど近い南長崎に、「せきざわ食堂」という地元の人たちに愛される大衆食堂があった。テレビドラマ「孤独のグルメ」にも登場したお店で、経営が心配になるレベルでべらぼうに安い。
その「せきざわ食堂」が2014年5月に閉店したあと、店名を「キッチンSALA」に変え、この鹿嶋で営業を続けている。こういうお店が近くにあるのはとてもうれしい。和食や洋食の基礎に忠実で、飾らず、丁寧に作ってくれる。そしてやはり、安い。
ドラマ「孤独のグルメ」で主人公の五郎さんが食べていたのが「しょうが焼き目玉丼」だった。それも捨てがたいが、私のおすすめは「骨付き唐揚げ」だ。骨があると食べるのが面倒だと思っていたが、これが全く面倒じゃない。するりと骨が外れる。片栗粉で揚げているので、外側がカリカリ、中はジューシー。千切りキャベツの上に4本も積み重なっている。お皿の片隅にはちょこっとのっているナポリタンがうれしい。唐揚げの他、「アジフライ」も大きくてジューシーでとてもおいしい。
唐揚げやアジフライなどの揚げ物はテイクアウトもできるので、電話注文しておいて、サッと買いに行き、サッとMARBLE B&Bに戻り、ビール片手に熱々で食べるのもいい。(お店が混み合うときなどは、テイクアウトお休みのこともあります)
移転した鹿嶋市は、サッカーチーム「鹿島アントラーズ」のホームタウンということもあって、試合日などはキッチンSALAの息子さんも赤い応援シャツを着てお店に立っている。
「孤独のグルメ」シーズン1-10を要チェック
「孤独のグルメ」(テレビ東京)
season 1 – 10. 豊島区 東長崎のしょうが焼目玉丼
時々、テレビで再放送がある。最近ではAmazonプライムや、有料の動画配信サービス「Paravi」などでも視聴できたりする。
「孤独のグルメ」の貴重な台本がある
キッチンSALAのカウンター席には、撮影時に使った台本も置いてある。聞けば、おかあさんはセリフがあったので、台本を渡されたのだとか。
歴史を感じる「らくがき帳」
南長崎のせきざわ食堂時代、お客さんが書き込んでくれたノートもそのまま置いてあって、地元で長い間愛されたお店だということがわかる。お時間があれば、ぜひ手に取ってみてほしい。2冊あったらくがき帳、1冊は誰かが持ち帰ってしまったそう。どうか、お店にそっと返しにきて欲しい。
福島つながり
お店のお母さんは福島のご出身だという。聞けば同じ浜通り出身で、わが家と同じく原発事故で被災していた。一度、母親を連れてお店を訪れた際、奥の部屋から高校のアルバムを持ってきてくれた。お店のお母さんと私の母親は、偶然にも出身高校が同じだった。2〜3歳ほど母親の方が年上だったが、担任の先生まで一緒だった。そんなご縁もあって、鹿嶋に来て以来、贔屓にさせてもらっている。
キッチンSALA
MARBLE B&Bより車で8分。
住所 | 〒314-0006 茨城県鹿嶋市宮津台199-11 |
TEL | 0299-84-5077 |
定休日 | 火曜日 |
営業時間 | 11:00 – 15:00 / 17:30 – 21:00 |
- 「キッチンSALA」をみんな「キッチンサラ」と呼ぶけど、本当は「キッチンサーラ」が正しい。
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